
サーフィンを始めたばかりの頃、ボードよりもよく分からなかったのがウェットスーツでした。
「3mmってなに?」
「フルスーツとシーガルってどう違うの?」
「真冬なのにみんな普通に入ってるけど、本当に寒くないの?」
ショップに行くと、壁一面に黒いスーツがずらっと並んでいて、値札を見ると平気で何万円もする。フルオーダーなんて10万円を超えるものもあって、「これ、選び方を間違えたら終わりじゃん…」とビビっていました。
今は湘南で一年を通して海に入るようになって、「最初の一着は、ここだけ押さえておけばだいぶ失敗しないな」と感じるポイントが見えてきました。これからサーフィンを始める人が、同じところで迷わなくて済むように、ウェットスーツの選び方をご紹介します!
目次
いちばん最初に決めるのは「いつ・どこで入るか」
ウェット選びで一番大事なのは、かっこよさでもブランドでもなくて、
「いつ」「どこの海」に入るのかです。
僕もよく行く湘南を前提にすると、だいたいこんなイメージです。
- 春(4〜5月):水はまだ冷たくて、体感は「冬の延長」
- 初夏(6〜7月):だんだん快適。朝夕は少しひんやり
- 真夏(8〜9月):海の中が一番あたたかい。ノーウェットの日もある
- 秋(10〜11月):水は意外とまだ暖かいけど、風が冷たくなってくる
- 真冬(12〜3月):ブーツ・グローブが欲しくなる本格的な寒さ
「夏だけたまに入れればいい」のか、
「春・秋も含めて長く楽しみたい」のか、
「冬もガッツリやりたい」のか。
ここを決めると、必要なウェットがだいぶ見えてきます。
最初の1着は「3mmフルスーツ」がいちばん無難
結論から言うと、
湘南でサーフィンを始める初心者なら、最初の1着は『3mmフルスーツ』がいちばん失敗しにくいです。
3mmフルスーツでカバーできる季節
- 春〜秋の「3シーズン」はほぼこれ1着でOK
- 4〜6月、9〜11月あたりがちょうどいい
- 真夏(7〜9月)は、ラッシュガード+海パンでも入れる日が多い
真冬だけはさすがに厳しいですが、まず「春〜秋に快適に入れる1着」を持っておくと、サーフィンに行ける日が一気に増えます。
いきなり真冬用の5mmセミドライ+ブーツ・グローブまで全部揃えるより、
3mmフルで“通える季節”を広げる方がコスパは高いと感じています。
ウェットスーツの種類をざっくり整理
名前が多くてややこしいので、初心者目線でざっくりだけ。
- フルスーツ:長袖・長ズボン(3mm / 5mm など)
- シーガル:半袖・長ズボン
- スプリング:半袖・半ズボン
- ロングスプリング:長袖・半ズボン
- セミドライ:真冬用。5mm前後+裏起毛でかなりあたたかい
一年中サーフィンする人は、3mmフル+セミドライ(5mm)という2枚持ちが定番ですが、初心者がいきなりそこまで揃える必要はありません。
最初の一歩としては、
- まずは「3mmフルスーツ」で春〜秋をしっかり楽しむ
- サーフィンにハマって「冬もやりたい」となったら、2着目でセミドライを考える
この順番が、財布にもメンタルにもやさしいと思います。
買う前に、レンタルで5〜10回は入ってみるのがおすすめ
これはボードと同じで、ウェットもいきなり買わなくて大丈夫です。
スクールやショップのレンタルを最低でも5〜10回くらい使ってからの方が、結果的に失敗が少なくなります。
レンタルで分かること
- 自分がどれくらい寒がりか(3mmで平気か、すぐ冷えるタイプか)
- 首まわりの締めつけがどの程度までOKか
- フロントジップ/バックジップの着替えやすさ
- 自分に合うサイズ感(ピタッと具合)
何度か海に入っていると、
「このぐらいの締めつけなら平気だな」とか、
「首まわりがきついと一気にテンション下がるな」とか、
体感で分かることが増えます。
その状態でショップに行った方が、店員さんにも好みを伝えやすいし、「なんか着づらい」「動きにくい」といった後悔も減ります。
サイズ選びは「ゆるめ」より「ちょいキツめ」
初心者が一番やりがちなのが、
「楽そうだから、大きめサイズを選んでしまう」ことです。
僕も最初は、「締めつけが嫌だから、すこし余裕のあるほうがいいかな」と思っていました。でも、これをやるとほぼ失敗します。
大きめウェットのデメリット
- 中に水がガバガバ入ってきて、すぐ寒くなる
- パドルのときに肩まわりが余って動きにくい
- 体に密着していないので、保温力がガクッと落ちる
ウェットスーツは、
「水を極力入れない」+「ごく薄い水の層を体温であたためてキープする」仕組みなので、体にフィットしていないと本来の力を発揮できません。
ちょうどいいサイズ感の目安
- 陸で着たときは「ちょっとキツいかも」くらいでOK
- 海に入ると水でなじんで、少しだけ余裕が出る
- 屈伸してみて、痛いほどではないけど、しっかり密着している
不安なら、ショップで
「初心者なんですけど、ゆるいのは絶対イヤです。
ちゃんとあったかくて動きやすいサイズを一緒に見てもらえますか?」
とだけ伝えれば、だいぶミスは防げます。
ジップの種類はどう選ぶ?
最近よく見るのは、この3種類です。
- バックジップ(背中ファスナー)
- フロントジップ(胸元ファスナー)
- ジップレス(ファスナーなしで首からかぶるタイプ)
それぞれざっくり特徴を書くと、
- バックジップ:着替えやすい。構造がシンプルで初心者にも分かりやすい
- フロントジップ:水が入りにくく、動きやすい。少し着替えに慣れが必要
- ジップレス:とても動きやすいが、着脱にコツがいる
個人的には、
最初の一着は「バックジップ」か「フロントジップ」が無難だと思っています。
ジップレスは、2着目以降で「もっと軽く動きたい」と思い始めた頃に候補に入れてもいいかな、という印象です。
値段はどれくらいを目安にすればいい?
「安いのでいいや」と思って、ネット通販の超激安ノーブランドを選んでしまうと、だいたいこうなります。
- 生地が硬くて、パドルがとにかくしんどい
- 1シーズンでヘタって、すぐ冷えるようになる
- 縫い目やファスナーまわりがすぐ傷む
結果的に買い替えになって、
「最初からちゃんとしたものを買えばよかった…」
となりがちです。
湘南で使う3mmフルスーツのざっくり予算感
- 既製サイズ(吊るし):3〜5万円台くらい
- セミオーダー(サイズ微調整あり):5〜7万円台くらい
- フルオーダー(体型に完全フィット):10万円前後〜10万円超がふつうにある
初心者のうちは、
- 既製サイズ or セミオーダー
- ちゃんとしたブランドや、信頼できるショップ
このあたりを目安にするのがちょうどいいと思います。
いきなり10万円オーバーのフルオーダーを買うよりも、
- まずは3〜5万円台くらいの3mmフルスーツで春〜秋をしっかり楽しむ
- 「もっと快適に入りたい」「冬もガッツリやりたい」となったら、2着目としてフルオーダーやセミドライを検討
という順番のほうが、財布にも気持ちにもやさしいです。
ショップで買うときに伝えておくといいこと
ネットだけで完結させるより、最初の1着はどこかのショップで相談しながら選んだ方が、結果的に早いです。
そのときに、こんな情報を伝えておくとスムーズです。
- よく行く海(例:湘南エリアが多い など)
- 入りたい季節(春〜秋メインなのか、冬もやりたいのか)
- サーフィン歴・頻度(始めたばかりで、月◯回くらい行く予定 など)
- 寒さに強いか弱いか
そのうえで、
「最初の一着として失敗したくないので、
自分に合いそうな3mmフルスーツを一緒に選んでほしいです」
とお願いすれば、かなり心強い味方になってくれます。
まずは「3mmフル+レンタル」で十分スタートできる
ここまでいろいろ書きましたが、個人的には、こんな流れがいちばん気楽でいいなと思っています。
- スクールやショップのレンタルで、まずは5〜10回くらい海に入ってみる
- 湘南の春〜秋を快適に過ごせる「3mmフルスーツ」を1着買う
- サーフィンにハマって「冬もやりたい」と思ったら、2着目でセミドライやフルオーダーを考える
無理に最初から全部揃えなくて大丈夫です。
最初の1着は、「寒くない」「動きやすい」がいちばん大事
サーフィン初心者の頃は、寒さと動きにくさだけで、一気にテンションが下がります。
逆に、
- ちゃんとあたたかい
- パドルしやすい
- 自分でなんとか着替えられる
この3つさえ満たしていれば、ブランドや見た目より先に「サーフィン=楽しい」にちゃんとたどり着けます。
見た目やこだわりは、あとからいくらでも足せます。まずは、自分の体と通う海にちゃんと合った一着を持つこと。
それができると、「今日はちょっと波どうかな」と迷ったときに、サッとウェットを車に放り込んで、自然と海に向かえるようになります。
「ウェット選びで失敗したくないな」と思っているなら、まずはレンタルで何度か体験してみて、そのあと“自分の相棒”になる3mmフルスーツを1着、お気に入りのショップで探してみましょう!
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最後に
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